社内用Wi-Fiとゲスト用Wi-Fiの分け方について

今日は1つの光回線、ルーターを利用して社内用ネットワークとゲスト用ネットワークを分ける方法と仕組みについてご紹介します。

こんにちは。ブログ担当のすずシーサーです。

☆この記事を読むとわかること☆
・ゲスト用ネットワークとは
・必要な機器について
・ネットワークの構成について
・最後に…


【ゲスト用ネットワークとは】

ゲスト用ネットワークとは、社内ネットワークとは分離された来訪者向けのネットワークです。主な目的は、来訪者にインターネット接続環境を提供しつつ、社内ネットワークへのアクセスを防ぐことにあります。

FreeWi-Fiイラスト、フリーワイファイ

ゲスト用ネットワークを構築する際は、利用環境や求められるセキュリティレベルに応じて要件を決める必要があります。例えば、企業の来訪者向けや店舗の来店者向けなど、短時間の利用を想定した環境では、無線LANルーターやアクセスポイントのゲストモード、VLANによるネットワーク分離、プライバシーセパレータ(STAセパレータ)などの機能を利用することで、比較的容易に構築できます。

一方で、公共施設や商業施設など不特定多数が利用する環境では、利用者認証やアクセスログの取得、Webフィルタリング、不正通信の検知などが求められる場合があります。このような場合は、キャプティブポータルやUTM、FortiGateなどのセキュリティアプライアンスを導入し、より高度なセキュリティ対策を実施します。


【必要な機器について】

個人経営の店舗や小規模オフィスなど、利用者が少ない環境であれば、ゲストネットワーク機能を搭載した家庭用無線LANルーターでも社内ネットワークとゲストネットワークを分離できます。

一方で、複数台のアクセスポイントを設置する場合や、オフィス全体をカバーするようなネットワークを構築する場合は、業務用ネットワーク機器を利用するのが一般的です。

企業の訪問者や店舗の来店者など、短時間の利用を想定した一般的なゲストネットワークでは、以下の機器で構築できます。

・業務用ルーター(VLAN対応)
・レイヤ2スイッチ(VLAN対応)
・アクセスポイント(VLAN、セパレータ対応)

ルーター、アクセスポイント、レイヤ2スイッチ

構築時のポイントは、VLANを利用して社内ネットワークとゲストネットワークを分離することです。また、Wi-Fiに接続したゲスト端末同士が通信できないようにするため、プライバシーセパレータ(STAセパレータ)機能に対応したアクセスポイントを利用します。

さらに、公共施設や商業施設など、不特定多数の利用者が接続する環境では、利用者認証やアクセス制御、Webフィルタリングなどのセキュリティ対策も求められます。その場合は、次のような機器を利用して構築します。

・業務用ルーター(VLAN対応)
・UTM(Webフィルタリング・不正通信検知対応)
・認証サーバー※(利用者認証・アンケート機能対応)
・レイヤ2スイッチ(VLAN対応)
・アクセスポイント(VLAN、セパレータ、キャプティブポータル対応)

認証サーバー、UTM、ファイヤウォール

この構成では、VLANによるネットワーク分離に加え、利用者認証、アクセスログ取得、Webフィルタリング、不正通信の検知などを実施できるため、より安全なゲストネットワークを提供できます。

※認証機能については、アクセスポイントのキャプティブポータル機能で実現できる場合があり、別途認証サーバーが不要なケースもあります。


【ネットワークの構成について】

まずは最もシンプルな構成です。家庭用ルーターのゲストモードを利用することで、来客者向けのWi-Fiを構築できます。ただし、Wi-Fiルーターを2台構成にした場合は、ルーター同士が通信可能になるケースがあるため注意が必要です。その場合は、後述する一般的なゲスト用ネットワーク構成をご覧ください。

家庭用ルーターを利用したゲスト用ネットワーク構成

次に、一般的なゲスト用ネットワーク構成をご紹介します。この構成では、複数のアクセスポイントがある環境でも、ゲスト用ネットワークと社内ネットワークを分離できます。また、業務用アクセスポイントを利用するため、家庭用ルーターと比べて多くの端末を同時に接続できるのも特徴です。

業務用ネットワーク機器を利用したゲスト用ネットワーク構成

VLANを利用することで、複数のアクセスポイントが設置された環境でも、社内ネットワークとゲストネットワークを論理的に分離できます。

フリーWi-Fi、ゲスト用Wi-Fi、アクセスリスト

最後に、商業施設や公共施設など、不特定多数の利用者が接続するゲスト用ネットワーク構成をご紹介します。この構成では、一般的なゲスト用ネットワークに加え、UTM(ファイアウォール)や認証サーバーを導入することで、アクセス制御やセキュリティを強化できます。
また、キャプティブポータル機能により、Wi-Fi接続時に利用規約への同意画面や企業ホームページ、キャンペーン情報などを表示することも可能です。

商業施設、公共施設向けのネットワーク構成


【最後に…】

いかがでしたでしょうか。ゲスト用Wi-Fiは、ネットワークの設計や設定が適切に行われていないと、社内ネットワークとの分離が不十分になったり、ゲスト同士が通信できてしまったりするなど、セキュリティ上のリスクが発生する可能性があります。そのため、安全で快適なネットワーク環境を実現するためには、専門のネットワーク構築業者へ依頼することをおすすめします。

弊社では、沖縄県内でネットワークの構築から保守・メンテナンスまで対応しています。ゲスト用Wi-Fiの新規構築や既存環境の見直しをご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら:お問い合わせ

当ブログでは、皆さまのお役に立つ情報を随時発信しています。
最新記事をメールで受け取れる読者登録もご用意していますので、ぜひお気軽にご登録ください。

読者登録はこちら:読者登録

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

※Spam comments will be deleted (スパムコメントは削除されます)