ネットワークの冗長化(VRRP、OSPFなど)について
今日はネットワークの冗長化の種類や方法をご紹介したいと思います。
こんにちは。ブログ担当のすずシーサーです。![]()
☆この記事を読むとわかること☆
・ネットワークの冗長化とは
・インターネット回線の冗長化
・ルーターの冗長化
・L3SW、L2SWの冗長化
・ケーブルと経路の冗長化
・最後に…
【ネットワークの冗長化とは】
ネットワークにおける冗長化とは、ネットワーク機器や配線の一部に障害が発生しても、機能を停止させることなく運用を継続するための仕組みです。
冗長化を行うことで、障害発生時でも業務を継続できるため、業務停止のリスクを大幅に低減できます。
冗長化の構成には、主に以下の方式があります。
多重化(多重経路・多重機器)
経路や機器を複数用意し、どれかが故障しても別経路で通信を継続できる方式。
アクティブ・スタンバイ構成
片方が稼働し、もう片方が待機する方式。
アクティブ・アクティブ構成
複数の機器が同時に稼働し、負荷分散しながら冗長性を確保する方式。
【インターネット回線の冗長化】
インターネット回線の冗長化では、障害発生時でも通信を継続できるように、2本以上の回線を用意して備える構成を取ります。
例えば、光回線を2回線用意する方法や、光回線とモバイル回線を組み合わせる方法があります。回線を複数用意する際は、キャリアやプロバイダ側の障害にも対応できるよう、異なるキャリア・異なるプロバイダを選択することが重要です。

【ルーターの冗長化】
ルーターの冗長化では、2台以上のルーターを組み合わせ、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol) を利用して冗長構成を実現します。VRRPにより、片方のルーターに障害が発生しても、もう一方が自動的に引き継ぐため、ネットワークを継続して運用できます。
また、ルーターを冗長化する際は、インターネット回線もルーターの台数に合わせて冗長化することが一般的です。複数のルーターがそれぞれ独立した回線を持つことで、回線障害とルーター障害の両方に備えることができ、より高い可用性を確保できます。

【L3SW、L2SWの冗長化】
L3スイッチやL2スイッチの冗長化では、スタック(Stack) と呼ばれる技術を利用して複数台のスイッチを1台の論理スイッチとして動作させます。スタックケーブルを複数のスイッチ間で接続することで、どれか1台が故障しても、残りのスイッチが処理を引き継ぎ、ネットワークを継続して稼働させることが可能です。
ただし、故障したスイッチに直接接続されている端末は通信できなくなるため、ケーブルの付け替えが必要になります。これを避けるためには、複数のスイッチへ同時に接続する LAG(リンクアグリゲーション) を併用し、物理経路を冗長化した構成を取ることが有効です。

【ケーブルと経路の冗長化】
ケーブルや経路の冗長化では、STP(スパニングツリープロトコル)、LAG(リンクアグリゲーション)、OSPF、BGP などの技術が利用されます。ネットワークの規模や構成によって、採用する冗長化方式は異なります。
STPやLAGは主にケーブル(物理リンク)の冗長化に利用される技術です。 一方で、OSPFやBGPはネットワーク経路(ルーティング)の冗長化に利用される技術であり、複数の経路を持つ大規模ネットワークで用いられます。


【最後に…】
いかがでしょうか。 一口にネットワークの冗長化といっても、機器構成や規模によってさまざまな方法があります。ネットワークの重要度や運用形態に応じて最適な構成を選定することが大切です。
冗長化の方式によって必要な機器や設定も大きく異なるため、詳しい構成については専門のネットワーク構築業者へご相談ください。
弊社は沖縄県内でネットワークの新規構築・冗長化対応を行っております。 オフィスネットワークの見直しや冗長化をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら:お問い合わせ
当ブログでは、皆さまのお役に立つ情報を随時発信しています。
最新記事をメールで受け取れる読者登録もご用意していますので、ぜひお気軽にご登録ください。
読者登録はこちら:読者登録

