合同会社YOLOは沖縄NTC株式会社様より「北大東村様RTK-GNSSの試行試験業務」を受託致しました。
2025年10月~2025年11月にかけて、北大東村内において農業用トラクターの自動操舵機利用のためのRTK-GNSSの構築及び試行試験を実施致しました。
【背景】
北大東村では、畑で利用する農業用トラクターにおいて、携帯電話基地局の電波が届かないエリア1があり自動操舵機を利用できない場所がある。そのため、俯瞰地帯におけるインターネット環境の構築及び、自動操舵機を利用するためのRTK-GNSSの構築を行う必要があり、そのための試行試験を行うことにした。
- 以下、俯瞰(ふかん)地帯という ↩︎
【内容】
今回、北大東村役場にGNSSの受信基地局を設置し、RTK-GNSSの環境を構築。俯瞰地帯においては、インターネット環境がないため、衛星を活用したStarlinkを採用し無線基地局を構築した。無線基地局では屋外用Wi-Fi及びプライベートLTE(sXGP)を利用して、それぞれの電波が利用可能なエリアの確認を行うとともに、農業用トラクターで自動操舵機を利用できるかの確認を行った。
機器の構成は以下の通り

RTK-GNSSの仕組みは以下の通り

【試験の様子】
今回はニコン・トリンブル社製のGNSS受信機を借用し、GNSS受信基地局の構築を行った。
GNSS受信機(黄色の機器)

GNSS受信アンテナ

俯瞰地帯にはStarlink、屋外Wi-Fi、プライベートLTE(sXGP)を設置した。
建物上:スターリンクアンテナ、電柱:屋外用Wi-Fi

プライベートLTE(sXGP)

【農業用トラクター 動作の様子】
実際に農業用トラクターを利用して動作の確認
農業用トラクターの動作の様子

自動操舵機動作の様子

【試行試験の結果】
北大東村役場に設置したGNSS受信機のRTK-GNSSの位置補整を利用し、俯瞰地帯に設置した無線基地局の付近で正常に動作することを確認した。Wi-Fiについては、見通しの良い場所で80~100mのエリアをカバーすることを確認でき、プライベートLTEについては、見通しの良い場所で400~500mのエリアをカバーすることが確認できた。
【最後に】
今回、電波の俯瞰地帯でのネットワーク構築及びRTK-GNSSの構築にあたり、弊社としましても貴重な経験をさせていただきました。この経験を生かして今後の業務にも取り組んで参ります。
また、今回の試行試験にあたりまして、ご協力頂きました関係各所の皆様にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
【ホームページリンク】
北大東村様:古来(いにしえ)の伝説うふあがり島 北大東村 | 北大東村
沖縄NTC株式会社様:沖縄NTC株式会社 | 総合建設コンサルタント
