光ケーブルの接続方法について

今日は光ケーブルの接続方法についてご紹介したいと思います。

こんにちは。ブログ担当のすずシーサーです。

☆この記事を読むとわかること☆
光ケーブルとは
光ケーブルの接続方法
 〇コネクタ接続
 〇メカニカルスプライス接続
 〇融着接続
融着と癒着の違い
最後に…


【光ケーブルとは】

光ケーブルはインターネットを利用する際に使われるケーブルの一つで、一番目にするのが光回線と呼ばれるインターネット回線だと思います。外にある電柱から建物に引き込まれているケーブルが光ケーブルになります。それ以外にも海底にひかれている海底ケーブルも光ケーブルで出来ています。そこまで来ると規模の大きな話になってきますが、家庭用のオーディオで利用するケーブルが光ケーブルというものもあったりします。テレビの後ろにオーディオ用の光ケーブルを接続する端子があったりします。そんな感じで実は身近なところまで光ケーブルはやってきていたんですね。

光ケーブルは、光ファイバーと呼ばれる石英ガラスやプラスチックを利用した素子の中に光を通して通信する技術で高速なことが特徴です。光を利用するので高速(光速)と覚えると良いでしょう。伝送距離も100mを超えて10㎞届くケーブルもあります。通常のLANケーブルなどは100m以内で利用するため、100m以上の場所にネットワーク配線を行う場合に利用します。

【光ケーブルの接続方法】

光ケーブルの接続方法には3つの種類があります。よく利用されるのがコネクタによる接続方法で光ケーブルと機器を接続したり光ケーブルを延長したりする際に利用されます。二つ目はメカニカルスプライス接続と呼ばれる方法で光ケーブルを延長する際に利用されます。三つ目は融着と呼ばれる方法で光ケーブルを延長したり、FOコードと呼ばれる分岐ケーブルを接続したりする際に利用します。それぞれの特徴を説明します。

・コネクタ接続

コネクタ接続はSCコネクタやLCコネクタといったコネクタを利用して光ケーブルを接続する方法で、光ケーブルどうしをJJコネクタを利用して延長したり、光ケーブルと機器を接続する際に利用されます。こちらの接続方式は抜き差しが可能な接続のためケーブルや機器を変えたり、ネットワーク構成を変更する際に便利なため一般的に利用されます。身近なところだと光回線とONUと呼ばれる終端装置を接続する際に利用されたり、光オーディオケーブルの接続などでも利用されます。抜き差しが可能なため光の損失が大きいのが特徴です。コネクタ部の不具合や汚れなどにより通信ができなくなるといったことがあります。

メカニカルスプライス接続

こちらはメカニカルスプライスという材料を利用した光ケーブルどうしを接続する方法で、光ケーブルを延長したり、断線した光ケーブルを修繕する際に利用されます。比較的安価で早く接続できるため現場でもよく利用されます。一度接続した光ケーブルは取り外すことができないため機器の接続などには利用されません。光ケーブルの心線を突き合わせて固定するのでコネクタ接続より損失無く接続することが可能ですが、品質や耐久性は後述する融着接続より劣ります。

※メカニカルスプライスと専用工具

・融着接続

融着接続は光ケーブルを熱で溶かして接続する方式で、光ケーブルどうしを延長したりコネクタ付きケーブル(FOコード)を接続する際に利用される方式です。光ケーブルを熱で溶かして接続するため品質が良く、耐久性にも優れています。その代わり専用の器具が必要だったり技術が必要になるためコストは高くなります。また、メカニカルスプライス接続と比べて熱処理の過程があるため融着接続は時間がかかります。

【融着と癒着の違い】

これは小ネタになりますが、この前に事務所でアシスタントさんと話をしているなかで発覚した出来事なんですが、会話が分かりやすいようにここではアシスタントさんのことをウサギさんと呼ぶことにします。

ウサギ 「光ケーブルの『ゆちゃく』って一発で変換できないよね~」
シーサー「そうなんですか?普通に『ゆちゃく』って変換したら出ませんか?」
ウサギ 「(パソコンをカタカタ)『ゆちゃく』だと『癒着』って漢字になるから違うよね?」
シーサー「えっ!?『癒着』って漢字だと思ってました!違うんですか?」
ウサギ 「そうそう。『ゆうちゃく』って変換しないと出ないんだよ。『融着』って漢字」
シーサー「ってことは『ゆちゃく』って思ってたけど『ゆうちゃく』が正しい読み方だったんですか!?」
      「みんな『ゆちゃく』、『ゆちゃく』っていうから、てっきり『癒着』だと思ってました」
ウサギ 「ね。意外だよね。『ゆうちゃく』が正しいらしいよ。」

こうして一つ賢くなった私なのでした。

ウサギさんありがとうございます。勉強になりました。

ということで光ケーブルを溶かして接続するので「融解」の「融」という漢字を使うんですね。癒着は本来離れているべき物体がくっつくことを言うので、正しくない表現となるようです。それにしても「ゆちゃく」と「ゆうちゃく」で聞き間違えて生きてきたのですね。

皆さんも光ケーブルを接続する際は「融着(ゆうちゃく)」と言うことを覚えておきましょう!!

【最後に…】

癒着と融着の聞き間違いもありましたが、光ケーブルの融着する技術はありますので沖縄県内で光ケーブルの施工の際などはぜひ弊社にお任せください!お問い合わせはこちら:お問い合わせ

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