TP-Link屋外AP EAP668-Outdoor HD 検証
今日は、先日発売されたばかりのTP-Link製 EAP668-Outdoorをメーカーよりお借りして動作の検証を行いましたので、そのレビューをしたいと思います。今回はどれくらいの通信距離が見込めるのかに重点を置いたため、通信の速度試験は行っておりません。
こんにちは。ブログ担当のすずシーサーです。![]()
☆この記事を読むとわかること☆
・EAP668-Outdoor HDについて
・本体開封、外観チェック
・機器設定
・通信距離の確認(Wi-Fiサーベイ)
・総評
・最後に…
【EAP668-Outdoor HDについて】
こちらはTP-Link社から発売された屋外用の高密度環境向けの無線アクセスポイントになります。
メーカーページはこちら
高密度というのはイベント会場などの人が密集したような場所で、同時接続数が多い場所に有効なアクセスポイントです。また360度で遠くまで電波が届くため広いエリアでも少ない台数でWi-Fi環境を構築することが可能です。
同時接続数が1000台以上で、アンテナが4本搭載されているためスループットも期待できます。

※TP-Link社ホームページより引用
【本体開封、外観チェック】
早速お借りした商品を確認していきましょう。









24ポートHUBくらいのサイズの箱にぎっしりと商品が詰められていました。英語の取扱説明書が1枚入っておりまして、絵がついているので英語が読めなくても何となく伝わるかと思います。
取付金具とステンレスバンドが付属していますので、壁付け、ポール設置もそれぞれ可能で、防水キャップもついているため、別途用意するのはLANケーブルとPoEHUBまたはPoEインジェクターになります。PoEはbtまたはat規格に対応しており、atの場合はPSE(PoEのパススルー)が無効になります。それ以外のAPの機能制限は明記されておりませんでした。おそらく電波の距離や速度などもatとbtで違いはないかと思います。


本体は横幅が約25cm、縦が約57cmでした。縦にオムニアンテナが4本ついており結構強そうな予感です。
【機器設定】
こちらのアクセスポイントはAPコントローラとスタンドアロン運用のそれぞれに対応しております。私は今回初めて設定したのですが、少し調べるとメーカーのページにたどり着き、無事に設定できました。
こちらの公式ページを参考に設定しました。
Omadaコントローラを使用しない管理方法

※ルーターのDHCPは有効
EAP668とPoEを接続して電源を入れます。

※電源を入れると前面のLEDが緑点灯になります。
しばらくすると本体からセットアップ用のWi-Fiが出てきます。

TP-Link_2.4Ghz、5Ghzのどちらかにパソコンを接続します。
接続したパソコンでブラウザを開いて、「https://tplinkeap.net/」にアクセスします。

左下の詳細設定をクリックします。

tplinkeap.netに進む(安全ではありません)をクリックします。

ログイン画面が表示されるのでIDとPWに「admin」を入力してloginをクリック
あとは画面に従って設定を進めてください。







これで、Wi-Fiから電波が出て使えるようになります。そのほか細かい設定を行う場合はIPアドレスか先ほどのリンクからブラウザでアクセスして、詳細設定が可能です。

法人用モデルのためかなり細かい設定が可能です。全部英語です。
【通信距離の確認(Wi-Fiサーベイ)】
設定が終わったので早速通信距離の確認を行います。今回はWi-Fiの電波調査ツールである「Ekahau」を利用して試験を行います。
建物の4階の高さにアンテナを設置して電波の調査を行いました。

まず、パソコンのサーベイ結果ですが、2.4Ghz帯は220mの距離でも緑色となり電波状態は良好でした。しかし、さすがにパソコンでインターネットの閲覧はページを開くのが遅くて厳しい状況となりました。5Ghzでは電波の飛びが弱く100m程度の範囲が許容範囲となりました。220mの距離ではオレンジとなり電波状況は不安定となります。
続いてモバイルの状態です。

モバイル端末(スマホやタブレット)では本体の受信モジュールの性能がパソコンより下がりますので、2.4Ghz、5Ghzともに断続した結果となりました。5Ghzでは50m程度が許容エリアで、2.4Ghzでは100m程度でした。また、2.4Ghzに関してはアンテナと同じ高さで、見通しの良い環境であれば200m程度の距離でも電波を受信することが可能でした。

220m先から見たAPの状態ですが、かなりちっぽけに見えます。
【総評】
検証結果としまして、見通しが良い場所であればパソコン端末で200m程度、モバイル端末で100m程度の場所でインターネット環境を構築できることが分かりました。ポイントとしては、障害物がなく見通しが良いこと、アンテナと端末の間に高低差がないこととなります。長距離でWi-Fi環境を構築する場合は水平面の電波の強さを生かし、利用する端末と同じ高さに設置するのがベストかと思います。

運用できそうな場所としましては、屋外、屋内のイベントブースや公園の広場など見通しの良い場所が考えられます。また、アリーナなどの客席部分に関しては1台で補えるエリアが狭くなる可能性があるため、複数台を設置することでカバーする運用がよさそうです。それでも従来の屋外用APよりも電波の飛びが良いことが確認できましたので、今後の提案に活用できそうでした。
ホームページに記載されていた同時接続台数1000台や通信距離400mに関しては、通信量や速度が不要なIoT機器や、受信感度の高いIP無線機などがターゲットになるかと思います。
パソコンやモバイル端末で利用する場合は、通常のWi-Fiより少しスペックの高いアクセスポイントという位置づけがよさそうです。
【最後に…】
弊社は沖縄県内でネットワークの環境設計、構築、工事を行っております。ネットワーク工事でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
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