ビジネスホンの構成や必要なものについて

今日はビジネスホンに関する基本的な知識についてご紹介したいと思います。
ビジネスホン初心者やオフィスの設備担当者などが電話屋さんと調整する際に知っておくと役に立つ内容となっています。

こんにちは。ブログ担当のすずシーサーです。

☆この記事を読むとわかること☆

ビジネスホンの構成について
使われる機器について
使われる部材について
配線方法について
最後に…


【ビジネスホンの構成について】

ビジネスホンは、主装置(制御装置)と複数の電話機の組み合わせによって構成されます。主装置には、電話回線や電話機のほか、FAX、ドアホン、ナースコールなどの機器も接続可能です。

これらの機器を主装置と接続する際には、電話線が使用されます。

接続方法には、

・電話線を直接接続する方法(ドアホン等で利用)
・コネクタを使用する方法(ユニットの接続で利用)
・モジュラージャックを利用する方法(電話機の接続で利用)

など、複数の手段があります。

電話線のほかにもLANで接続される機器もあります。

【使われる機器について】

ビジネスホン主装置内部には「ユニット」と呼ばれる基板が接続されており、ユニットの種類によって接続可能な機器が異なります。たとえば、電話機用、FAX用、電話回線用、外部連携用など、複数のユニットが用意されており、お客様のニーズに応じて最適なユニットを組み合わせることで、主装置の構成が決定されます。

なお、主装置の中心に位置する基板は、CCPU(通信制御用CPU)と呼ばれることがあり、各種機器との通信や制御を担う重要な役割を果たします。

【使われる部材について】

ビジネスホン電話機の接続には電話線が使用されます。電話線には、1台用の1Pケーブル、2台用の2Pケーブル、10台用の10Pケーブルなどが主に用いられます。通常は、ケーブルに不具合が発生した際に予備として活用できるよう、1台の接続でも2Pケーブルが使用されることがあります。これは、後から配線をし直すよりもコストを抑えられるためです。

また、将来的に電話機を増設する際にも、あらかじめ敷設しておいた予備の線を利用することで、効率的な対応が可能となります。電話線の先端には電話機を接続するためのモジュラージャックを取り付け、そこに「キヒモ」と呼ばれる電話機用のモジュラーコードを接続します。この構成により、電話機の取り外しや移動が容易になります。

ケーブルは通常円型のケーブルですが、カーペット下を配線できるフラットケーブルがあります。モジュラージャックにも通常利用する露出型と壁面に取り付ける埋め込み型があります。

【配線方法について】

基本的な配線方法としては、ビジネスホン主装置から各電話機へ直接配線を行う「スター配線方式」が採用されます。かつては、複数の電話機を数珠つなぎのように接続する「バス配線方式」も使用されていましたが、途中の機器や配線に不具合が発生した場合、後方の端末が使用できなくなるといったデメリットや、メンテナンス性の課題があったため、現在ではほとんど利用されていません。

配線方法には、モールを使用した露出配線、天井内配線、床下配線、屋外配線などがあり、ビジネスホン電話機の設置環境やレイアウトに応じて適切な方法が選定されます。

※BUSは正しくは乗り物のバスではなく、コンピュータのバス(回路・経路)である。

【最後に・・・】

簡単ではありますが、ビジネスホンの構成や接続に必要なものについて解説しました。少しでも皆さんのお役に立ちましたら幸いです。

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